オープンソースといったパブリックなイメージの物を企業内の基幹システムに活用するというのは誰しも抵抗があると思います。
先日、Aras社のCEO, Peter Schroerのブログに、Aras社がどのようにエンタープライズPLMソフトの品質をオープンソースで維持しているのかを説明したブログをアップしていました。
オープンソースには様々な定義がありますが、Aras社が取り組んでいる”エンタープライズオープンソース”の仕掛けをわかりやすく説明していましたのでご覧ください。
(英語版はこちら)
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Aras社ではどのようにしてオープンソースの品質や安定性及びセキュリティを確保しているのか
しばしば私はPLMを検討しているCIOから次のような質問をもらいます。
「私のチームは御社のソフトウエアを高く評価しているのですが、一点、オープンソースで進めるという点が気になっています。。。。」
そこで私がいつもこのように答えています。
「ソフトウエアに対するオープンソースのアプローチには、開発の手法から提供形態まで様々な形のものがあります。Aras社ではオープンソース開発の良いところだけを採用し、それを一般的なエンタープライズアプリケーションビジネスと融合した形のビジネスモデルを行っており、これを私たちは”エンタープライズオープンソース”と呼んでいます。
オープンソース化されたPLMソリューションは弊社の"Project site"にて公開されていますし、Aras社によって100%コーディングされ、テスト、リリースされたAras Innovatorも自由にダウンロードすることができます。
製品品質を確かなものにするために、Aras Innovatorには3rdパーティーのコードもなければ、他のオープンソーステクノロジーも採用していません。
私たちは、製品のロードマップやアーキティクチャ、ソースコード及びテストやリリースプロセスを完全にマネジメントし、他のメジャーなエンタープライズソフトウエアプロバイダーと同様のプロセスを用いてAras Innovatorを開発しています。
Arasが他社と一番異なるところは、Aras Innovatorのビジネスロジックにかかわるソースコードが開示していることで、これによりカスタマイズや外部システム連携などどのようなビジネスニーズにもシステムを適合することが可能だという点です。
これはプロプライエタリ(独占的)なシステムとは大きく異なるところです。
これを実現することによりユーザ企業ではシステムを自社のコントロール配下にすることを可能にします。
そして、私たちはオープンソースコミュニティの場を借りてユーザからの協力をもらうことも実現しています。(コミュニティへの参加は任意です)また、コミュニティのソリューションをAras Innovatorに組み入れる場合は、Aras社によって再度仕様をレビューし、全てのコードを書き直しています。
なぜって?それにはいろいろ理由があります。
私たちは、エンタープライズなセキュリティの確保やアーキティクチャの統一性、機能の一貫性やパフォーマンスの最適化及びアップグレーダビリティを確保するために、コードの標準化やパターンの一貫性を維持し続ける必要があります。
また、システム要求仕様やドキュメントなどもより良くしていく必要があります。
私たちはソースコードにテストを自動化するためのフックを入れて、毎晩リリースされたコードに対して自動テストを実行しています。
このように私たちがリライトしたコードも、Arasユーザに対してライセンス費用がかかることはありません。このような活動を通して、私たちは企業のニーズや要求に対応しています。
私たちのアプローチが、ミッションクリティカルなエンタープライズアプリケーションに求められるセキュリティとコントロールを維持しつつ、自由でフレキシブルなPLMソリューションを、みなさんに一番ベストな状態で提供することを実現しています。」
by Peter Schroer
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いかがでしょうか。
このようにAras社は、Aras Innovatorを他のエンタープライズPLMソリューションと同様の品質を維持しながら、オープンソースのメリットをエンタープライズアプリケーションユーザに提供するといった新しいビジネスモデルを展開しています。
wrriten by hisatsugu